コックカワサキの魂

魂は死んでないんじゃないの〜?

音楽と記憶

 今回、初めて日記というタグの他に「エッセイ」というタグを付けてみることにした、不遜甚だしいかもしれないが、誰も見ていないからいいのである、このブログの中では「エッセイスト」ということにしておこう、自分で名乗るのは気色悪いものであるが。

 さて、私がこのブログに書き留めていることは常日頃から感じていた自分への違和感であったり、なにか忘れたくないような感覚を書き残して忘れないようにするために書いている。この一つ前の「一目惚れをしたことがない」という話題など正にそういったことであるが、これについて友人に話してみたところ「しなくていいだろ」と一笑に付されてしまったのだが、誰もがそんなことを気にせず生きているのだろう、要は「気にしすぎ」というやつなのだろうか。

 今回もそういった「気にしすぎ」の一種かもしれないが自分の中で忘れたくないと思った感覚なのでこうして書き残そうと思う、誰かに共感してほしいとか誰かに見てもらおうなんて気持ちは毛頭ない、自分がこの感覚を忘れなければいい。さてその感覚というのは、音楽に関してである。私は昔聞いていた音楽をふと聞き直してみたりすると、当時それを聞いていた情景が蘇ったりする。それは大抵小中高の下校中に見えていた景色であったり、音楽を聞きながら読んでいた本の内容が思い出される、見落としていた記憶を音楽などで可視化してそれによって記憶が見える様になるのだ。逆かもしれない、いろんな所に落としてきた曲を聞き直すことによって曲がその場所での記憶を思い起こさせてくれる、といったほうがなんだか自分の感覚をきちんと言語化できている気がする。

落とした曲の中に記憶があって、それを拾って開ける(聴き直す)とその中にガシャポンのように景品(記憶)が入っている。

もっと表現の幅を増やしたい、今の言語能力ではこの感覚は表現しきれていない気がする。