コックカワサキの魂

魂は死んでないんじゃないの〜?

一目惚れについての一考察

 私は一目惚れというものをしたことがない

 ここで言うところの一目惚れというのは人間に対してだけであって、モノに対しての一目惚れでではない。まあ簡単に言えば「女性をひと目見て好きになって声をかける」という体験をしたことがないということである、周りの人でもこういったことをしているのは見たことはない、そのため私は「一目惚れして即告白」という行為自体は創作の中でしかないものであると感じるようになってきた。

 それはなぜか

 まず最近こういった一目惚れという事象が少なくなっていることの理由としては時勢的な影響があるであろう、現在殆どの人間がマスクをしており女性の顔の全体像を見るというのは女性の下着を覗くに等しいほどの難易度となっている、そのため顔を見て一目惚れということに発展することがなくなっている。まず時勢が私の一目惚れ道を妨害しているのだ。

 次に、これは根本的な問題であるのだが、顔が恋愛においてすべてを占めていないということがある。女性と付き合いたいと思う時、女性に対してある種の「親しみやすさ」というものを感じて付き合いたいと感じるものである、一目惚れというものはこの「親しみやすさ」を除外した恋愛形式となっている、そのため私は一目惚れというものをしないのであろう。女性を顔だけで判断しない、女性からすればこれほど良い男性はいない、是非皆さん言い寄ってもらいたい。

 この文はナンパしてる男性を見てその軽薄さを非難するために描きました。